ファクタリングで資金調達したお金で従業員への給料が払える?


ファクタリングの導入には時間がかかる

ここでは、ファクタリングと言うシステムが、そう簡単に導入できるのかということについて考えていきます。

 

 

結論から言うと、ファクタリングがはじめられるのは取引先あってのこと。導入にはある程度の時間を要します。基本的なことですが、ここではそのことを明らかにしたいと思います。

 

 

資金がショートしている場合、事業者はどうするのか?

 

事業資金がショートしており、次月の資金繰りもままならないということは、操業まもない会社ではよく起こることではないでしょうか。そのような場合、比較的手当てしやすいビジネスローンを借りることで急場をしのぐ社長さんも多いのではと思います。

 

 

もちろん、仲間や友人、または親や親戚に借りれる人がいるのなら、きちんと頭を下げて、二度とこのようなことをしないと誓い、借金をお願いすることもひとつの手です。ただ、そのような迷惑は、知人だからこそかけられないものです。そこで大抵の人は、事業者融資、とくに急ぐ場合はノンバンクのカードローンなどで資金調達します。

 

 

ただ事業者ですから、返せる当てがあるなら、極端に言えば、いくら借金をしても構わないと思います。たとえば、売掛金も納品先がしっかりしていれば、もっとも確実な入金予定です。支払いサイトが半年先と言う長いものであっても、売掛金と売掛先(出来れば優良な取引先であることが望まれますが)がたくさんあれば、融資を受けてもそれほど困らないし、事業者ローンもすんなり決まるはずです。

 

 

いちばん良くないのは、満足な入金予定(売掛金)もないのに、何とかなるさと自分をごまかし、事業者ローンやカードローンを組んでしまうことです。最初の何回かは大目に見たとしても、次第にそれは度重なるようになります。

 

 

事業者が忘れてはいけないのは、優良な(確実に資金化できる)売掛金をどれだけ積み上げれるかです。満足な入金予定がないのなら、諦めて事業をたたむしかありません。

 

 

ファクタリングを使いたくても下請から取引条件を代えてとは基本的に言えない

 

最近、ウェブページに多くみられるのが、事業者ローンとファクタリングを比較しているケースです。“従業員への給料が払えない”などの場合、どちらが有効かを比較しているようです。似たようなサイトをご覧になったことがあるはずです。

 

切り口としては面白そうですし、このサイトでもファクタリングを推奨しています。ただし、このサイトでファクタリングと比較しているのは手形取引です。というのも、手形と言うものに代わってファクタリングの利用が増えれば、下請事業者のチャンスがいろいろ広がるからです。

 

ただ、ファクタリングは下請ばかりではなく、売掛先企業もに興味を持っていただかないことには、基本的に利用企業は増えません。と言うのも、下請から取引条件を代えて欲しいとは、なかなか言えないからです。

 

 

■ファクタリングと言うシステムを稼働させるにはある程度の準備時間がかかる

 

また、ファクタリングに代えることができても、実際の導入には時間がかかります。お金がすぐ必要だとしても、手形からファクタリングに代えるのに、事務方の作業で少なくとも1、2ヶ月ほどの時間がかかりますし、それがすべて整ったとしても、すぐ資金化できる案件でもひと月の時間はかかります。

 

 

しかも相手があってのはなしですから、前期に代えることが決まったとしても、実際の動かすのは後期から、通常は次の年度からと言うのが普通です。“従業員への給料が払えない”と言う場合、ファクタリングで早期資金化できると言っても、とても間に合いません。

 

 

ファクタリングを導入する場合、基本的に下請からではなく売掛先の動向を待つことになります。債権を譲渡する場合は、売掛先に証書を送り承諾が必要です。法律が改正されて、通知や承諾が不要となりましたが、この場合は登記によって債権譲渡を公示しなければなりません。

 

 

ファクタリングで得た資金で従業員の給料を支払えたとしても、その実施には相当な時間がかかることを想定しなければならないでしょう。

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